稼げる資格とは何か
確実に稼げても取得できなければ意味がない
最も確実に稼げる資格といえば、「医師」と「弁護士」であることは確かです。しかし、いまから「医師免許」や「弁護士資格」を取得しようと思っても、大半の人にとっては相当に困難であり、取得できる確率は著しく低いでしょう。
このように、確実に稼げる資格であっても、資格を取得するのに何年も時間がかかるとか、資格試験があまりにも難しすぎるとしたら、一般の人にとっては、稼げる資格には当たらないのではないでしょうか。
その逆に、普通運転免許証のように、取得したいと思えば、ほぼ誰でも受かるような資格は、取得しても差別化が図れません。もちろん、ルート営業など資格が不可欠な職種もありますが、稼げる資格かといえば、違うとしか言いようがありません。
ポイント
稼げる資格とは、次の2つの条件を満たす資格です。
1.資格の難易度はある程度高いが、自分にとって合格する可能性があること
2.取得した資格を活用すれば、稼げる可能性が高いこと
ここで大事なことは、『自分にとって』という部分です。つまり、年齢、学歴、経歴、学習に使える時間、経済状況、趣味・志向など、一人ひとり異なるので、『自分』をよく分析して、『自分にとって』最適な資格を選ぶことが大切です。
例えば、20代~30代の平均的なサラリーマンならどんな資格がよいか?
具体例をあげてご説明しましょう。仮に、あなたが20代か30代のサラリーマンだとしたら、どんな資格を取得するのがよいと思いますか。このような質問をすると、「中小企業診断士」と答える人が多いようです。
確かに、中小企業診断士は国家資格ですし、勉強すれば合格できる可能性が高い資格です。その意味で、上記の1番目の条件は満たしています。合格すると、企業によっては若干の手当を付けてくれたり、転職の際も多少の評価はしてくれるかもしれません。
あなたの目標が同じ会社内でのキャリアアップならば、中小企業診断士も取らないよりは、取ったほうがよいかもしれません。
しかし、中小企業診断士が稼げる資格かどうかというと、「NO」と答えざるをえません。なぜ、稼げる資格ではないのでしょうか。その理由は、『独占資格ではない』からです。
これはどういう意味かというと、「法律でその資格を持っている人だけが許可された独占業務がないということです。中小企業診断士はコンサルタントの資格と思っている人が多いと思いますが、実際にはコンサルタントをやるのに、何も資格は必要ありません。中小企業診断士の資格がなくても、誰でもコンサルタント業を営むことができるのです。
僕が20代~30代のサラリーマンに最もおすすめしたい資格は、『宅地建物取引士』です。中小企業診断士より優位な点は、『独占資格』だからです。土地建物の取引をする際には、需要事項の説明は『宅地建物取引士』の資格を持った人しかできないと法律で決められているのです。
『宅地建物取引士』は国家資格ですし、難易度もかなり高いのですが、普通の人でも勉強すれば、合格できる可能性があります。転職や独立して、いまよりも多く稼ぐことを目標とする人にとっては、とても有利な資格です。
不動産は投資対象でもありますから、将来、投資によって大きく稼ぐことを目標としている人にとっても、ステップアップの最初に不動産に関する勉強をしておくことは有効ですし、それまでの仕事の中から投資のチャンスが生まれる可能性もあります。
宅地建物取引士は一例ですが、このサイトでは、どんな人にとって、どんな資格が稼げる資格なのか、資格の選び方、最速で資格を取得する方法、取得した資格を活用して稼ぐ方法などについて、情報発信していきたいと考えています。
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