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資格取得

プログラマーで稼ぐために必要な資格は何か?!

これからはAIが大半の人の仕事を奪うというニュースを目にしたことがありますよね。稼ぎたいと願う人なら、プログラマーになって、コンピュータの仕組みを作る側になれば、大きく稼げるのではないかと思っていませんか。

プログラマーは、ご存知の通り、コンピューターを動かすシステムやソフトを作るために、プログラミング言語を使ってプログラムを組む仕事です。

確かにプログラマーはこれからどんどんニーズが高まる有望な仕事です。現在も人手不足ですから、需要が供給を上回っています。とても良い考えだと思います。それでは、プログラマーになるためにはどんな資格を取得したらよいのか一緒に考えてみましょう。

プログラマーになるために資格はいらない

結論から言うと、プログラマーになるには、資格や免許はいりません。誰でも名乗れば、自称プログラマーになれます。それにも関わらずプログラマーに関する資格は数多くあります。なぜでしょう。その理由は、3つあります。

プログラマーとしての能力を客観的に証明できる

ある程度以上の難易度のある資格であれば、資格を取ることで、自分のプログラマーとしての能力を客観的に証明することができます。これはIT関連の資格だけでなく、世の中すべての資格に共通しています。

転職やフリーランスで仕事を獲得するときは、ごく短時間で自分を売り込まなければなりませんから、資格を持っていれば、実力を評価してもらいやすくなります。

同じ会社に勤めたままでも、能力を認められて、資格手当がついたり、昇給のチャンスを得られやすくなることもあります。

プログラマーに必要なスキルを体系的に学ぶことができる

ゼロからプログラマーになろうという人にとっては、資格試験の勉強をすることで、プログラマーに必要なスキルを体系的に学ぶことができます。プログラマーとしての実務は仕事に就いてから学ぶとしても、事前に基礎的なスキルを身に付けておけば、スムーズに仕事に入ることができます。

また、すでにプログラマーとして仕事をしている人でも、改めて全体を体系的に学ぶことで、自分の強みと弱み、不足している点などを認識することができて、さらなるスキルアップを図ることができます。

資格試験の合格を目指すことでモチベーションを維持できる

プログラマーに必要なスキルを自分でただ漠然と勉強しようと思っても、なかなか継続することができず、挫折してしまいがちです。そんな人でも、資格試験の合格を目指すことで、モチベーションを維持することができます。

また、プログラマー関連の試験は、難易度の低いものから高いものまで種類が多いので、最初は難易度の低い資格を習得し、徐々にステップアップしていくことが可能です。そうすれば、モチベーションを長期間にわたって維持することも可能です。

ステップアップ

プログラマーが取得しておきたい国家資格

情報処理技術者試験情報処理

ITすなわち情報関連処理関連で唯一の国家資格を得られる試験が「情報処理技術者試験」です。これは総称で、全部で13の試験区分があります。情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く評価します。

その中で、プログラマーが取得しておきたい試験は、2つあります。

基本情報技術者試験

主にシステムの設計・開発・運用や、ソフトウエアの設計・開発技術に関して、基本的な理解から実践的な活用能力を評価する試験です。

応用情報技術者試験

基本情報技術者試験の応用編です。基本的に試験に出てくる分野や範囲は同じで,問題のレベルが変わると考えればよいでしょ。実際に変わる点は、大きく3つです。午後問題が「記述式」であること、全体的に問題の内容が深く難しくなること、アルゴリズムが必須ではないこと。

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験を踏まえたものなので、基本情報技術者試験に合格したら、すぐに応用情報技術者試験も受けてしまったほうが、合格する可能性が高いと思います。

情報処理技術者試験の問合わせ先

プログラマーが取得しておきたい民間資格

通常は国家資格と民間資格とでは、大きく評価の格差があります。しかし、IT関連の試験においては、開発言語などとの関連が深いため、各言語の開発メーカーや開発機関などが運営する民間資格が高い評価を受けています。

プログラマーが取得しておきたい民間資格の代表的なものは、下記の6つです。

Oracle認定Javaプログラマ

最初に取っておきたいのはJAVAに関する資格です。OSに依存しないJavaは、開発現場で最も重宝されている言語です。Javaの資格といえば、Oracle認定Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer)です。

元々、Javaの開発元であったSun MicroSystems社が運営するベンダー試験「SCJ-P」でしたが、2010年にSun MicroSystems社がOracle社に吸収合併されたため、現在はOracle認定Javaプログラマになっており、難易度の易しい順に、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3種類となっています。

ブロンズは国内だけの資格、シルバーとゴールドは国際資格です。ゴールドは過去の「SCJ-P」を引き継ぐものに位置付けられており、移行試験も設置されています。

Oracle認定Javaプログラマ問合わせ先

Javaプログラム認定試験

Javaプログラム能力認定試験は、サーティファイ株式会社が運営する日本国内の民間資格です。サーティファイは、1983年に設立されたビジネス能力認定を行う会社です。難易度の易しい順に、3級、2級、1級があります。

3級は入門者を対象にした基礎知識レベルです。2級は簡単なプログラムが組めるレベルです。1級は出題者から提示された変更点や追加点をプログラムに反映した上で、変更仕様書を作成するという実技試験が実施されます。

Javaプログラム認定試験問合わせ先

PHP技術者認定試験

PHPは数あるサーバー側プログラミング言語の中でも特にシェアを伸ばし続けており、シェア80%を超えるほどです。PHPは非常にニーズの高いプログラミング言語です。

PHP技術者認定試験は、2011年2月に設立された、一般社団法人 PHP技術者認定機構が運営する民間資格であり、日本国内唯一のPHPの資格です。難易度の低い順に、初級、上級、認定ウィザードの3段階に区分されています。

3級は入門編で、学生や社会人1~2年目を対象にした基礎的な試験内容となっています。上級はPHPの言語仕様を理解し、実用的かつ高度なプログラミング技術を持つ人を対象とした試験となっています。

PHP技術者認定ウィザードは最上級資格であり、通常の試験とは異なって、研究論文またはコードを提出して他の有資格者から審査を受ける「論文審査スタイル」での受験となっています。

PHP技術者認定試験の問合せ先

Ruby技術者認定試験

Rubyは、純国産のプログラミング言語であり、日本で開発されたプログラミング言語としては、初めて国際電気標準会議(IEC)で国際規格に認証された言語です。

Ruby技術者認定試験は、Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏(通称: Matz)が理事長を務めるRuby Associationによって運営されています。Ruby Associationは、プログラミング言語Rubyの普及活動に携わる非営利団体です。

試験内容は、Rubyの文法をはじめ、Ruby技術者として必要な知識や能力を証明するものとなっています。Ruby技術者認定試験は、2007年に開始され、Silver、Goldの2つのレベルの試験が実施されています。

Silverは、システム開発者を含めこれからRubyを学ぶ人や学生などを対象に、Rubyについて基本的な技術内容を問う内容となっています。 Goldは、Rubyの実務経験者や、より実践的なスキルを身に着けたい方を対象に、Rubyについてより深い知識が問われるとともに、Rubyの標準ライブラリに関する知識、かつアプリケーション設計に必要な知識について問う内容となっています。

なお、Goldより上級となるPlatinumも想定されていますが、現在、まだ策定中となっています。

Ruby技術者認定試験問合わせ先

C言語プログラミング能力認定試験

C言語は、1972年にAT&Tベル研究所で、ブライアン・カーニハンとデニス・リッチーによって開発されたプログラミング言語です。開発された日時は古いのですが、現在でも広く使用されています。

C言語プログラミング能力認定試験も、Javaプログラム認定試験と同じくサーティファイ株式会社が運営する日本国内の民間資格です。仕組みも同じで、難易度が低い順に3級から1級までとなっています。

3級と2級は筆記試験のみですが、1級は実際のコーディングができなければなりません。C言語のスキルに関しては、1級まで取得すれば応用プログラムやOSについても理解している上級プログラマとしてアピールできるようになります。

C言語プログラミング能力認定試験問合わせ先

Python3エンジニア認定基礎試験

Pythonはシステム開発はもちろん、AI開発や機械学習など幅広い分野で利用可能です。そのため、AI開発が急速な発展を見せる中、いま最も人気のあるプログラム言語となっています。これからプログラマーを目指す人にも有望な資格です。

Python3エンジニア認定基礎試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施している国内資格です。Python3エンジニア認定基礎試験は、Pythonの文法や基礎知識について問う内容となっています。

2020年より新たに「python3エンジニア認定データ分析試験」が加わることが予定されています。その試験内容は、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法、数学やデータ解析ライブラリ「Pandas」に関する知識などを問う内容となっています。

「python3エンジニア認定データ分析試験」は現在、作成中ということで、開催時期はまだ未定です。

Python3エンジニア認定基礎試験問合わせ先

今回の記事では、プログラマーで稼ぐための資格について説明してきました。最後にもう一度整理すると、次のようになります。

ポイント

【国家資格】
  ・基本情報技術者試験
  ・応用情報技術者試験
【民間資格】
  ・Oracle認定Javaプログラマ
  ・Javaプログラム認定試験
  ・PHP技術者認定試験
  ・Ruby技術者認定試験
  ・C言語プログラミング能力認定試験
  ・Python3エンジニア認定基礎試験

IT関連で稼ぐことを目指すなら、国家資格の基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は、ぜひとも取得しておきたいものです。そして、プログラマーとして働くためには、いずれかのプログラム言語をマスターしておかなければなりません。中でも、AI開発に絶対に必要なPython3は、いま大人気ですし、これから需要が高まると思います。

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