社長を目指す人の情報収集
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マーケティング学習

経営トップを目指す人の情報収集!日経電子版、日経BPの雑誌や書籍を仕事に活用しよう

経営トップを目指す人にとって、情報収集は極めて重要です。この記事では具体的にどんな情報源から情報収集すればよいのかをお教えします。その中でも基本中の基本となる日経電子版、日経BPの雑誌や書籍の仕事への活用法を特に詳しくご説明します。

経営トップを目指す人の情報収集!

経営トップを目指すには情報収集が重要です。情報収集はなぜ重要なのか?どこから情報を収集すればよいのか?についてご説明します。

情報収集

情報収集はなぜ重要なのか?

桶狭間の戦では、敵である今川義元の動きに関する的確な情報収集が織田信長に勝利をもたらしました。わずか兵力2千の織田軍が、情報を活用した奇襲攻撃により、兵力2万5千の今川軍を撃破したのです。

孫氏の兵法には、「彼を知り己を知れば百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」と書かれています。

その意味は、「敵と味方の状況を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。敵の状況を知らないで味方のことだけを知っているのでは、勝ったり負けたりして勝負がつかず、敵のことも味方のことも知らなければ必ず負ける」ということです。

経営を企業対企業の戦いと捉えたときに、いかに情報が重要であるかということを物語っています。

情報という言葉と概念の由来

情報という言葉と概念は、軍事用語として誕生しました。最初に情報という言葉が使われたのは、明治時代のことです。当時の富国強兵の政策の中で、日本はフランスの軍事教本を手本としました。

それを翻訳する際に、「renseignement」というフランス語の訳として「情報」という言葉が用いられたのです。「renseignement」は「人や物を知る上で助けになる資料や調べ」という意味です。

軍事教本の中では、「敵の情状の知らせ、ないしは様子」の意味として使われいましたが、それを「情報」という言葉に訳したのです。明治時代の兵法書には、「情報」だけでなく「状報」という言葉も、同じ意味として用いられていたそうです。

このようにして誕生した「情報」は、第二次世界大戦の戦時中までは、軍事用語として使われていました。

第2次世界大戦の終了後に、米国から数学分野における「Information Theory(情報理論)」が日本に導入されました。その際に、「情報」は英語の「Information」の訳語となり、軍事用語から学術用語に変化しました。さらに、1960年以降は、社会学や経済学の分野でも「情報」が使われるようになりました。

情報はなぜ重要なのか

先にも述べたように、経営は企業対企業の戦いと捉えることができます。経営戦略とは、ひとことで言えば、「ヒト、モノ、カネ」という経営資源をどのように配分するかを意思決定することです。

情報はその意思決定をするときの判断材料となります。だから、情報が重要なのです。経営トップは情報に基づいて意思決定をして、その意思決定に基づいて行動します。行動結果の良否の判断もまた、情報に基づいてなされます。

情報に基づかない意思決定は、チャートのない航海のようであり、暗闇の中を明かりをもたずにいきなり走り出すことのようであり、非常に無謀で危険極まりない決定となります。

ただし、同じ情報を得たとしても、経営トップにより、意思決定の内容は異なることがあります。経営トップの能力や経験により、情報分析の仕方や判断の方向性が異なるからです。この点は留意しておく必要があります。

情報収集のリソース

経営トップを目指すために必要な情報収集のリソースについて触れておきたいと思います。ここに、とても興味深いアンケート調査がありますので、ご紹介したいと思います。

普段利用しているニュースメディア

<調査概要>
・実施期間:2020年9月8日~2020年9月17日
・調査対象:経営者及び人事にかかわる男女
・調査機関:経営者JPメルマガ会員:約2,000名(有効回答数103名)
・調査手法:インターネット調査
(出典元:株式会社経営者JP http://www.keieisha.jp/

現代社会では情報リソースは多岐にわたっていますので、もちろん上記以外にもたくさんのリソースがあります。自分の属する業界や職種に応じて、より専門性の高い情報が必要な場合もあるかと思います。

しかし、どのような業界や職種の人でも、上位5位の「日経新聞電子版」「Yahooニュース」「ダイヤモンド・オンライン」「東洋経済オンライン」「日経ビジネス電子版」には、必ず目を通しておくことが不可欠だと思います。

日経電子版、日経BPの雑誌や書籍を仕事に活用しよう

この記事では、経営トップを目指す人の情報収集の基本中の基本となる、日経電子版、日経ビジネス電子版、日経BPの雑誌や書籍の仕事への活用法についてご説明したいと思います。ちなみに、日経ビジネス電子版は、日経BP社が運営する企業のトップやリーダーに向けたビジネス情報サイトです。

ここでは、日経電子版、日経ビジネス電子版を取り上げてご説明していますが、「ダイヤモンド・オンライン」「東洋経済オンライン」なども考え方は同様です。

情報収集のポイント

情報が氾濫していて、キーワードさえ入力すれば、ありとあらゆる所から情報がアウトプットされてくる時代です。したがって、いま重要なことは、情報をどう集めるかよりも、情報をどのように取捨選択するかです。つまり、不要な情報をどう捨てるかがポイントです。

取捨選択と言っても、情報を漠然と集めるだけ集めてから、必要な情報だけを取り出すということはもはや現実的ではなく、集めるときからフィルターをかけて、自分に必要かどうか考えながら集めるという情報収集のプロセスが重要になっています。

この意味で、これからご説明する日経電子版、日経ビジネス電子版は、経営情報の専門家が一次フィルターをかけた情報を提供してくれていると考えることができます。とりあえずフェイクニュースや信憑性の低いニュースは除外されているはずです。

ここから自分自身で二次フィルター、三次フィルターをかけながら、さらに情報を取捨選択していくことになります。ここで言う自分自身でかけるフィルターとは、専門分野や特定のテーマを設定して、それに関連するかどうかということを意味しています。

日経電子版の仕事への活用法

一次フィルターをかけてくれた日経新聞電子版や日経ビジネス電子版から、二次フィルターをかけるために、日経新聞電子版や日経ビジネス電子版をどう読めば良いかという点について考えてみます。

日経新聞の公式サイト 「nikkei4946.com 」に、日経新聞の活用法が掲載されています。この記事が参考になりますので、引用してご紹介したいと思います。

  • 全部読もうとしない:新聞を読むことを心の負担にしないためにも「がんばりすぎない」が重要です。
  • 逆三角形のルールを意識する:記事は起承転結ではなく、最初に結論・重要な情報があります。つまり、…
  • 記事を先読み次の展開を予想する:目に留まった記事がどのような展開をみせるか想像力を発揮してみましょう。

(引用:nikkei4946.com

日経新聞は、朝刊だけで約25万字。新書2冊分の文字量があるとのことです。したがって、毎日、全部隅々まで読むことはかなりの負担です。それゆえ、逆三角形のルールを意識するということになります。

逆三角形のルールとは、最初にいちばん重要な「見出し」、そして次に続く記事の要旨をまとめた数行の文章である「リード」のみを見て、関心がなければスルーし、関心があれば記事を最後まで読むというルールのことです。

記事を読んだら、その記事が経済にどのような影響を与えるのか、先読みして次の展開を予想する習慣をつけることが大切です。こうすることにより、自分の関心のある特定の分野やテーマを基盤として、各記事の関連性を総合的に理解できるようになるからです。

日経BPの雑誌や書籍の仕事への活用法

日経BPの雑誌や書籍は、日経新聞よりも特定のテーマが深掘りされた内容が記載されています。したがって、日経新聞電子版や日経ビジネス電子版で、おおまかに把握した情報を深掘りするために活用します。

日経BPの雑誌では、まず目次に目を通して、日経新聞電子版や日経ビジネス電子版で概要を把握した記事をさらに深掘りした項目を探します。そして、その内容を詳しく読み込むことにより、情報の本質を理解するようにします。

また、毎号、定期的に目次に目を通す以外に、「日経BPビズボード」というサービスを活用する方法もあります。「日経BPビズボード」は、日経BPがご提供している豊富な雑誌、Webサイトのコンテンツを主力に、専門分野や特定テーマに絞って、有用な情報を効率よく届けてくれる、会員制のオンライン・サービスです。

営業先や競合他社の情報収集、プレゼンテーション資料や報告書の作成、最新情報と業界動向のチェックなどに活用することが可能です。

また、日経BPの書籍は、専門分野や特定テーマを深掘りして書かれているので、自分に必要な情報を、より一層深掘りするために活用します。複数の書籍を購読すると、次第に本質が見えてくるはずです。

まとめ

経営は企業対企業の戦いであり、戦いに勝つためには、情報収集が非常に重要です。現代のように情報が氾濫していて、キーワードさえ打ち込めば様々な情報が出てくる時代では、情報を集めるだけ集めて、それから取捨選択するのはかなり困難です。

自分の専門分野や特定テーマを絞って、フィルターをかけながら、取捨選択しながら本当に必要で重要な情報のみを集める努力をすることが情報収集のポイントとなります。

それゆえ、情報収集をする際には、フェイクニュースや信憑性の低い情報を除外し、経済全般に影響が大きい内容を選別するという一次フィルターをかけてくれる、日経新聞電子版や日経ビジネス電子版は、貴重な情報源として必ず目を通すことが大切です。

ただし、日経新聞電子版や日経ビジネス電子版のすべての記事を読み込むのは時間がかかり過ぎて効率が悪いので、見出しとリードのみ読んで、記事を読む必要があるかないか、選別することが必要です。

また、日経BPの雑誌や書籍は、日経新聞電子版や日経ビジネス電子版よりも深掘りした記事が掲載されていますので、専門分野や特定テーマに合致した記事や書籍については、しっかりと読み込んで、本質を理解するようにすることが大切です。

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